順天堂医院に立ち入り検査「医療ミス」か

順天堂医院に立ち入り検査「医療ミス」か FNNスクープ取材

06/09 20:50

心臓手術を控えていた女性患者が、寝たきり状態となったのは、「医療ミス」が原因なのだろうか。天皇陛下の執刀医が院長を務めるその病院に、9日、東京都の立ち入り検査が入った。FNNがスクープ取材した。
9日午後2時30分、東京都の職員が、順天堂医院に入った。
9日午後、東京都の立ち入り検査を受けた、順天堂医院。
天皇陛下の執刀医として知られる、天野 篤医師が院長を務める有名病院で、いったい何があったのか。
ベッドで横になり、娘の呼びかけにうなずくのは、74歳の女性。
順天堂医院の心臓血管外科で治療を受けた、元入院患者で、家族によると、現在は寝たきりの状態だという。
2015年4月、体調不良を訴えた女性は、心筋症による心機能の低下と血液が逆流する弁膜症と診断され、順天堂医院に入院。
ところが、手術に向けて体調を整えていた、2015年6月17日。
親族は「心臓が悪化して、顔もゆがめて、苦しそうにしていて、救命を何とかしようとしているところに、わたしが到着して、見に行ったんですけど」と話した。
突然の容体悪化、入院から71日目のことだった。
女性の家族は、この1週間後の2015年6月24日に、主治医と交わしたやりとりを録音していた。

親族「医療ミスがあったということですね?」
主治医「医療ミスって...そうですね」

医療ミスがあったと話す主治医、いったいどのようなミスだったのか。
主治医は、2015年6月、「時間帯が、ドブタミンが行ってなかった時間帯があるということは、事実」と話していた。
ドブタミンとは、強心剤の一種で、心臓の働きが悪い患者には、一定期間、絶え間なく点滴で投与する必要がある。
しかし、家族によると、女性の容体が急変した際、ドブタミンはなくなり、点滴をする機械の電源も切れていたという。
なぜ、ドブタミンの投与が止まったのか。

(2015年6月17日録音)
主治医「彼女(看護師)は、もう(薬剤を)作成しなければいけないこともわかっていました。でも、自分が作って、戻ってくるまでの間に、(点滴の機械の)アラームが、また鳴ってしまうと。ということを考えて、アラームを消した」

家族によると、看護師が薬剤作りを優先して、点滴の機械の電源をオフに。
そのため、40分前後投与が止まったという。
容体急変から4カ月後、順天堂医院は、女性に文書でおわびした。
おわびの文章には「入院中に、点滴が一時中断していたことから、患者様ご自身へのご負担ならびに、ご家族にご心労をおかけしたことにつきましては、誠に申し訳ございませんでした。心臓血管外科科長・天野 篤」と書かれていた。
女性が寝たきりとなったのは、点滴の中断と関係があるのだろうか。

(2015年6月24日録音)
親族「その1回のミスが、前の状態からきょうの状態と、やっぱり全然違うと思う」
主治医「やっぱり心臓自体が、ちょっとずつ、ちょっとずつ弱まって。もともとそういう病気なので」

家族によると、容体急変後、主治医は女性の心臓がもともと弱かったことを理由に、点滴中断と、病状悪化の因果関係を否定するような説明をしていた。
家族は、順天堂医院を相手取った訴訟も検討していて、9日午後、会見に臨んだ。
女性の家族は「(天野 篤医師は)とても倫理観が高くて、患者のことを最優先に考えてくれる方なんだろうと、ずっと思い込んでいたが、丸4カ月の間で、ただの一度もベッドサイドにさえ来てくださったことがなくて、本当に、母の心臓を返してほしい。ちゃんと、医療ミスを認めて、謝罪していただきたい」と話した。
治療行為に問題はなかったのか。
フジテレビの取材に対し、順天堂医院は、「当院は、現段階としては、患者様の個人情報もあるので、お答えすることはありません」としている。
9日午後、東京都は、女性に対する医療事故などについて、順天堂医院への立ち入り検査を実施した。
都は、今回の医療事故について、くわしく調べる方針。

FNN NEWSより引用
[ 2016/06/15 14:15 ] 建築紛争 | TB(-) | CM(0)

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