神戸の病院 B型肝炎で3人死亡 院内感染か


神戸の病院
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B型肝炎で3人死亡 院内感染か 


 独立行政法人が運営する神戸市北区の神戸中央病院は17日、昨年7月に同じ病棟に入院していた60〜90代の男女3人が急性B型肝炎を発症し、劇症化して死亡したと発表した。同病院や外部機関の調査の結果、3人のウイルスはほぼ同一だった。院内感染の疑いがある一方、感染源や感染経路は特定できていない。病院側は「院内感染を否定できない」として引き続き調査している。



<誤解だらけのB型肝炎ウイルス 強力な感染力とタフさを併せもつ> .


<誤解だらけのB型肝炎ウイルス 複雑な病態> .


<誤解だらけのB型肝炎ウイルス 一度きりの性的接触で……> .

 病院は同時期に同じ病棟に入院していた約100人を対象に、検査を受けるよう呼びかけている。これまで検査を終えた約60人の中で、他の感染者は見つかっていないという。

 B型肝炎は血液や体液を介して感染するウイルス性の肝臓病で、感染経路として輸血などの医療行為や性交渉などがある。空気感染や飛沫(ひまつ)による感染はしない。院内感染の場合は注射器や点滴など医療機器を介しての可能性も疑われる。

 病院側の説明によると、3人には当初、肝炎の感染や肝疾患はなかった。昨年1〜7月に同病院でいずれも手術を受け、7月には同じ病棟にある別々の病室に入院していた。その後、3人は退院するなどしたが、10〜11月に肝機能障害の症状が出たため再度受診し、感染が判明した。60代と70代の男性が11月に、90代女性は12月に死亡した。

 同病院は3人の感染発覚を受けて11月中に神戸市保健所に報告するとともに、外部機関として神戸大病院などにも調査を依頼した。ウイルスの遺伝子解析や、点滴や簡易血糖測定など血液に関する医療行為に問題がなかったか調べた。

 その結果、3人のウイルスの遺伝子がほぼ同じであることが判明した。さらに、当時同じ病棟に入院していた6人の持続感染者(キャリアー)のうちの1人のウイルスとよく似ていたことも分かった。ただ、感染経路となりうる医療行為には問題が見つからなかったといい、感染経路は分からなかったという。この4人が同時に入院していたのは7月22、23日の2日間だけだった。

 記者会見した大友敏行・病院長は「(持続感染者が)同一感染源の院内感染は否定できない」と述べ、「原因の解明には至っていないが、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 全国B型肝炎訴訟大阪弁護団の玉田欽也弁護士(大阪弁護士会)は「劇症化は非常にまれで驚いている。3人以外にも感染の可能性がある。病院には原因を徹底究明する義務がある」と話している。

 同病院は独立行政法人の地域医療機能推進機構が運営し、病床数は424の総合病院。

【神足俊輔、井上卓也】

毎日新聞より引用
2016年2月17日
[ 2016/02/25 16:43 ] 建築紛争 | TB(-) | CM(0)

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